焼き鳥なのに「豚」!?室蘭が誇る異色のソウルフード「室蘭やきとり」


北海道の「やきとり」といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?鶏肉にネギ……というのが一般的ですよね。でも、鉄の街・室蘭で「やきとり!」と注文して出てくるのは、想像とはちょっと違う、驚きの一皿なんです。

「鶏」じゃなくて「豚」なんです

室蘭やきとり最大の最大の特徴は、「鶏肉ではなく、豚肩ロース肉を使っていること」。そして、ネギの間には長ネギではなく「玉ねぎ」が挟まっていることです。

なぜ豚肉なのか?それは昭和初期、労働者の街だった室蘭で、鶏肉よりも安価でスタミナのつく豚肉が普及したからだと言われています。また、北海道の厳しい寒さの中でも育ちやすく、豚肉との相性が抜群だった玉ねぎが採用されたのも、北の大地ならではの知恵ですね。

三位一体の黄金バランス

室蘭やきとりを語る上で欠かせないのが、独自の味付けとスタイルです。

  • 濃厚な甘辛ダレ: お店ごとに継ぎ足されてきた、コクの深い醤油ダレ。

  • 洋がらしを添えて: お皿の端にたっぷりと「洋がらし」が添えられるのが室蘭流。これをちょんちょんと付けて食べるのがお決まりです。

  • 玉ねぎの甘み: 焼くことでとろりと甘くなった玉ねぎが、豚肉の脂の旨味をさらに引き立てます。

一口食べれば、炭火の香ばしさ、タレのコク、そしてカラシのツンとした刺激が一体となって押し寄せます。これがもう、ビールやハイボールに合わないわけがありません!

街を愛する「鉄の男たち」の味

室蘭の街には多くの焼き鳥店が軒を連ね、夜な夜な活気に溢れています。厳しい仕事の後に、熱々のやきとりを頬張りながら一杯やる。そんな室蘭の歴史とパワーが、一本の串に凝縮されているような気がします。

札幌からも比較的アクセスしやすい室蘭。普通の焼き鳥とは一線を画す、この「豚×玉ねぎ×カラシ」の魔力に、皆さんもぜひ一度翻弄されてみてはいかがでしょうか?

あなたは「タレ派」ですか?それともお肉の味をダイレクトに感じる「塩派」ですか? 室蘭やきとりの奥深い世界、皆さんの感想をぜひ教えてください!